近年急上昇!高齢者をつけ狙うリフォーム詐欺の現状について
2025年04月16日
昨今増え続けている一人暮らしの高齢者に対するリフォーム詐欺…
当社が実際に対応・遭遇することが多くいつも当社を利用していただいているお客様の相談も多く受けています。
そこで、現状の状況を踏まえつつリフォーム詐欺・悪徳業者への被害を受けないように説明・紹介していきます。
新聞社や放送業界関係者の方であればぜひ一つでも被害を減らすためにご協力をお願いします。
リフォーム詐欺の現状
リフォーム詐欺は近年増え続けている事例の1つであり当社住まいるサービスのお客様から相談を受けて対応する機会が多く見られています。
内容として、すでに屋根などを施行されているが実際に行われている現状は手抜き工事であったことが多く見受けられています。
それでは、実際にどのような方が対象にされやすいのか、どういう手口で悪徳業者が侵入してくるのかについて紹介しますね。
どういう人が対象にされやすい?
被害にあう方はどのような人でしょうか…
それは、一人暮らしの方や高齢者の方を中心に対象としています。
特に一戸建ての住居なども悪徳業者から目に入りやすく、営業担当の人が外から外観をみて人が少ないかどうかを予測して訪ねてくる場合が殆どです。
どういう事例からは入りやすい?
悪徳業者が迫ってくるときの手口として多いのは訪問販売の手順です。
特にセリフとして多いのは…
「近隣の家修理の時に見かけましたが、屋根に傷がありますよ。」
「無料で屋根を点検しますよ」
「壁にひびが入っていますよ」
このようなセリフでおうちの中に侵入してこようとすることが殆ど…
実は他にも共通していることがあるのですがお代わりでしょうか?
それは…外から状況や状態を確認できる場所なんです。
特に多い施行箇所としては…
「屋根」「外壁」「床下(シロアリ)」「排水周り」
これらが中心になりますが、あくまで床下や排水周りは家に侵入してからが多いので一番多い導入施行事例としては「屋根」「外壁」になりますよ。
リフォーム詐欺で多い傾向とは?
リフォーム詐欺における対象者やどこから施工されやすいかについて紹介させてもらいました。
施行内容についてもう少し掘り下げていきつつ同時に気を付ける箇所についても紹介していきますね。
少しでもリフォーム詐欺に関わる手口を知って自分や親族が被害にあわないようにしましょう。
「無料点検やってますよ」訪問説明で尋ねる。
リフォーム詐欺における悪徳業者は事前連絡もほとんどなく突然訪問してくることが多い。
甘い誘いで「無料で点検できますよ」と行ってきますが、悪徳業者からすると最終的に高額な契約に結び付け為の口実に過ぎないので要注意ですよ。
パッと見た目が優しそうな人など安易に信じてしまうと大変なことになりますので決して見た目だけで判断するのは御法度です!
油断していると最初に提案されたもの以外の工事・施工が必要ない箇所が増えていく場合がありますので要注意してくださいね。
「このままだと危ないですよ」不安をあおるように促す。
訪問点検が終わった後に「耐震工事をしないと!」「このままだと雨漏りになってしまう!」
といった言葉で緊急性やお客様の不安をあおり冷静な判断が出来ないように焦らせるのも手口として悪徳業者は利用しやすい。
特に!自然災害などで大きな被害があった後、ニュースなどに便乗し誘い文句として使用してくるので冷静な判断が必要ですよ。
モニターやキャンペーンなどを持ち出しお得感を感じさせる。
「今だけ特別価格」など金額を提示した後に値引きの話を行い、お客様に即決してもらえるように誘導していきます。
そもそも価格設定がもともと高いため安くできるということにもなりますね。
リフォーム自体の価格の基準も難しいことにより非常に判断が難しですがそんなあからさまな価格変更は違和感を覚えますよね。
訪問販売をしてきた業者のみを信じずに他の業者と見積金額の比較をするのも対策として大事ですよ。
補助金や保険が使えるとうその口実を伝える。
「自治体の補助金を使えるので金額も減らせますよ」「保険を併用できますよ」
といった言葉で契約をその場で強制的に実施しようとさせてきます。
実際は補助金を使える工事に関しても法で定められており、保険に関しては主に障害者等における保険を使用した工事に関しても工事可能な内容は決められています。
基本的には補助金・保険の併用はできないので騙されないようにしてください。
その場で契約をさせようと強要される。
リフォーム詐欺を行ってくる悪徳業者は、基本的にその場での契約を結ばせようとせかしてくるのが殆ど。
なので、必ず話を聞いた瞬間にすぐ契約をするのではなく見積もり書の提示や複数回にわたっての確認など冷静に落ち着いて対処するのがすごく大切になります。
リフォーム詐欺に対する予防策って?
先ほど、リフォーム詐欺において多い傾向について説明・紹介しました。
悪徳業者の狙う対象者や口頭での説明など全般的に不安をあおりこちらが冷静な判断が出来ないように促してくる場合が多く見受けられます。
これらを踏まえて、私たちが悪徳業者に騙されないように対策・予防できることが何でしょうか。
今度はその点について紹介していきます。
「訪問販売」や「無料点検」の言葉に騙されない。
基本的にリフォーム関連における訪問販売や飛び込みで営業は殆どありません。
さまざまな言葉で売り込みをしてきますが家内に少しでも上げてしまうと施行工事が必要のない工事まで訴え、不当な金額を請求してきますので絶対に屋内に挙げないようにしてください。
契約をその場ですぐに行わない。
契約等に関しては基本的にその場で契約を行うのは絶対に行わないでください。
基本的に不当な金額で請求されていることが殆どであり、冷静な判断ができていないことが殆ど。
一社のみではなく他の施工業者との見積もりを比較して対応することも大切です。
また施行内容についても細部までしっかりと確認するのがおすすめ!
そうでないと、必要のない施行内容が記載されている場合や逆にどの施工工事内容なのか明確に記載されていないことも…
必ず誰かに相談を行うこと
リフォーム詐欺における悪徳業者の狙いやすい対象者として独り暮らしや親族が近くにいない高齢の方が多い。
なので、一人で判断して契約してしまう可能性が非常に高く詐欺と気づいたときにはすでに金額を支払いしてしまった後であったということも…
決してお一人で判断するのではなく親族や友人、よく施行依頼を行っている専門業者など必ず第三者の目線や意見を踏まえてから対応するのが大切ですよ。
実際に契約してしまった場合…
もしリフォーム詐欺と気づいてしまった場合に対応できる手段として「クーリング・オフ制度」というのがあります。
簡潔に内容をいうと…
いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度
となっています。
ただし!気を付けなければならない条件があります。
それは…契約から8日間以内でないと対応できないということ。
国の法律として「特定商取引法」という法律を併用して不当な契約を解約できる制度があります。
条件や内容によってはクーリングオフ制度の対象にならない場合もありますので要注意!
引用元:【独立行政法人 国民生活センター↓】
https://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/coolingoff.html
当社住まいるサービスの取り組みとして…
最初の冒頭でも説明していきましたが、当社住まいるサービスを利用しているお客様からの相談も多く聞かれています。
なので、お客様との相談で説明をおこなっている内容としては…
・必ずその場で契約を結ばないこと
・訪問販売・無料点検などの言葉を伝えてくる業者は絶対に信用しないこと
・もし見積書や不明なものがあった場合は、当社住まいるサービスに相談をしていただくこと
これら三つのことを説明・対応するのが多いです。
同じリフォーム施工業務に携わる一人のスタッフとしてこのような悪徳業者が存在するのはいただけませんが、何より奈良県のみならず自分の家をより良く住みやすいようにと考えて行動されたお客様の気持ちを一切無視してリフォーム詐欺を行うことが許せません。
当社住まいるサービスがこれらの悪徳業者によるリフォーム詐欺を少しでも減らすために何が出来るかはわかりませんが、今私たちに出来ることを少しずつでも行っていきたいと考えています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
当社住まいるサービスでも悪徳業者によるリフォーム詐欺が1件でも減らしていけるように取り組める努力は最大限努めてまいります。
この記事を読んでいただき改めてリフォーム詐欺についてお客様ご自身でも身を守れるように努めていただけると幸いです。
お客様と同様に新聞社の方やテレビ等のメディアを通じてこういう被害を減らしていきたいとも考えておりますのでご協力お願いします。